「出口」でYahooが表示される!?謎の現象の原因は?
Googleなどの検索エンジンは、言葉を入れて検索すると、その言葉に関連したWebページを表示してくれる仕組みとなっています。
では突然ですが、Googleで「出口」と入力して検索すると、どんなサイトが一番に出てくると思いますか?
正解は……Yahoo!JAPANのトップページです。
検索結果の2位以下は、「出口」という言葉の意味を解説した辞書ページなど、出口と関係のあるページです。
しかしYahoo!JAPANトップページは「出口」という言葉とは無関係です。なのになぜ検索結果に出てくるのでしょうか?
この謎の現象には「アンカーテキスト」というものが関係しています。
今回は、この謎の現象の原因と、自分のサイトでアンカーテキストを設定する際の正しい付け方を解説します。
CONTENTS
アンカーテキストとは?
アンカーテキストとは、リンクが貼られているテキストです。
例えば下のようなもので、クリックすると他のページに飛ぶようになっています。
アンカーテキストの役割
アンカーテキストの役割は、ユーザーにリンク先の内容を伝えて、クリックを促すことです。
アンカーテキストを読めばそのページの内容が分かるため、ユーザーが目当ての情報にたどり着くことができます。
しかしそれだけでなく、アンカーテキストは検索エンジンのロボットにリンク先の内容を伝える役割も持っています。
Google等の検索エンジンでは、ロボットが様々なサイトを回ってその内容や構造を理解し、検索順位を決めています。ロボットはリンク先の内容やサイトの構造を把握するために、アンカーテキストも読んでいます。
「出口」と検索すると、Yahoo!が出てくる原因
冒頭に紹介した、謎の現象。
この原因は、成人向けサイトなどの年齢確認のあるサイトで、「出口」としてYahoo!JAPANにリンクが貼られているために起こっています。
前述したように、検索エンジンのロボットはWebページの内容を把握するため、アンカーテキストも参考にします。
多くのWebサイトが「出口」と書いてYahoo!JAPANへのリンクを貼っているため、検索エンジンが「『出口』とYahoo!JAPANは関連性が高いんだな」と誤解してしまっているのです。
アンカーテキストの正しい付け方
Yahoo!JAPANの事例からは、アンカーテキストがユーザーだけでなく、検索エンジンの判断材料にもなっていることが分かります。アンカーテキストを適切につけることで、サイトを正しく評価してもらうことに繋がりますので、SEOにも有効です。
では自分のサイトでアンカーテキストを設定する際は、どのようにつけると良いのでしょうか?
誤ったアンカーテキストの付け方
まずは誤ったアンカーテキストの付け方をご紹介します。
アンカーテキストだけを読んだ時に、リンク先の内容が伝わらない
山陽印刷のブログはこちら
下線の部分にリンクが貼られているとします。
リンクの貼られていない部分から続けて読めば「山陽印刷のブログはこちら」と読めますが、検索エンジンのロボットは「こちら」だけをアンカーテキストとして読んでしまいます。そのため検索エンジンには上手く意味が伝わりません。
同じ理由で、URLをそのままアンカーテキストにするのも避けましょう。
山陽印刷のブログはこちら https://www.sanyoprint.co.jp/magazine
アンカーテキストだけを読んでも意味が伝わるようにしましょう。
この例では 山陽印刷のブログはこちら というようにアンカーテキストを設定するのが正解です。
検索キーワードを無理やり詰め込む
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検索エンジンの判断材料になっているからといって、アンカーテキストに検索キーワードを無理やり詰め込むのはNGです。Googleに不正行為と見なされてしまい、検索順位が下がってしまう可能性があります。
またユーザーにとって読みづらくなってしまい、クリックされなくなってしまっては意味がありません。
正しいアンカーテキストの付け方
次に、正しいアンカーテキストの付け方をご紹介します。
リンク先の内容を端的に説明する
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このようにリンク先の内容が伝わりやすい、簡潔なアンカーテキストにしましょう。
検索キーワードは自然に入れる
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検索キーワードを入れることはSEO上有効です。
しかしキーワードを無理やり詰め込んでしまうとユーザーが読みづらくなってしまいますし、SEO上も逆効果になってしまう可能性があります。自然に読める範囲内で入れましょう。