GA4って?何ができるの?簡単にまとめてみた
アクセス解析ツールである「Googleアナリティクス」。その最新版が「GA4」です。
今回は「GA4って何?どんなことができるの?」をどなたでも分かりやすいよう簡単にまとめてみました。
※ご紹介している機能や内容は2023年4月22日時点のものです。
CONTENTS
Googleアナリティクスって?
Googleアナリティクスとは、Googleが提供するアクセス解析ツールです。
「自分のホームぺージにどのぐらい人が訪れているのか?」「どんなページを見ているのか?」といった様々なデータを収集することができます。
サイトの現状把握や問題点の洗い出しができ、しかも無料で利用できます。Googleアナリティクスは、まさにWebサイト運用に欠かせないツールといえます。
GA4(Googleアナリティクス4)って?
「GA4(Googleアナリティクス4)」とは、Googleアナリティクスの最新版です。
旧アナリティクスは「ユニバーサルアナリティクス(UA)」といいます。UAは2023年7月1日から計測ができなくなります。
また具体的な期限は未定ですが、UAの計測ができなくなってから6カ月以降に、UAで過去に収集したデータも見られなくなります。
GA4になって何が変わったの?
UAとGA4は、解析画面が異なるだけでなく、計測方法や機能に違いがあります。GA4で新たにできるようになった事をいくつかご紹介します。
データの深堀分析ができるようになった
「探索」という機能が新たにでき、データの深堀分析がしやすくなりました。
Webサイト、アプリを一カ所で計測できるようになった
会員IDなどで同じユーザーとして識別できれば、「はじめにWebサイトで商品を見て、その後アプリで購入した」といったユーザーの動きを一カ所で計測できるようになりました。
機械学習による異常検知や広告配信への活用
GA4では、たとえば「アクセス数の急変」といった異常なデータを自動で検知し、通知してくれます。
また機械学習により、購入する可能性の高いユーザー属性の把握や、広告配信への活用が可能となりました。
GA4でどんなことが分かるの?
GA4の管理画面を開くと、左側に「ホーム」「レポート」「探索」「広告」の4つのボタンがあります。これらの4つのボタン別に、どんな分析ができるかをご紹介します。
「ホーム」でできること
GA4のホーム画面です。計測しているWebサイトやアプリの概況、よく利用するレポートなどがまとめられています。
「レポ―ト」でできること
「レポート」機能には様々なレポートがあらかじめ用意されており、Webサイトの基礎分析を行うことができます。サイトによって見るべきレポートは異なりますので、自分のホームぺージに必要だと思うレポートを確認しましょう。
具体的には次のようなデータを見ることができます。
機能 | 説明 |
---|---|
「レポートのスナップショット」 | 各種データの一覧。 |
「リアルタイム」 | サイトのリアルタイムなアクセス状況や、ユーザーの動き。 過去30分間にサイトをアクセスしたユーザーが計測対象です。 |
「ユーザー」 | サイトを訪問した人の地域や年齢層、デバイスなど。 |
ライフサイクル内の 「集客」機能 | ・ユーザーが何を経由してサイトに来たか。(検索エンジン、SNS、他のサイトなど) ・訪問数、ユーザー数の推移 |
ライフサイクル内の 「エンゲージメント」機能 | ユーザーのサイト内での動きに関するデータ。たとえば次のようなものがあります。 ・最初に訪れたページはどれ? ・どんなページを見ているか? ・サイト内での行動 ・コンバージョン(お問い合わせや購入等)の発生数 |
ライフサイクル内の「収益化」機能 | ・ecサイトの収益や購入者数 ・アイテムごとの購入数 |
「広告」でできること
「広告」機能では、コンバージョン(問い合わせや採用応募、購入等)に至った経路の把握や、広告のコストパフォーマンスの解析を行うことができます。
「探索」でできること
自由な条件で分析レポートを出すことができる機能です。
「レポート」では予め用意されたレポートで基礎分析ができるのに対し、「探索」ではデータをさらに詳しく深堀りすることができます。アクセス悪化といった問題の原因分析を行う際や、サイトの改善方法を考える際に役立てることができます。
「探索」で出せるレポートの例
たとえば、こちらは私が探索機能で作成した表です。
「採用サイト訪問」から「採用応募」までの間の、 どのページでユーザーが離脱しているかが分かるレポートとなっています。
この表に条件を加え、さらに深堀りを行うこともできます。
例えば「サイトがスマホで見づらいのではないか?」と感じる場合は、「スマホでの訪問と、PCでの訪問を分けて分析」するよう条件付けを行うことで、仮説を検証することができます。
またレポートの形式も、表や様々なグラフから選ぶことができます。
サイトの現状にお悩みのある方は……
サイトは作って終わりではなく、その後もアクセス解析や更新、修正を行って運用していくものです。
今お使いのサイトにお悩みのある方は、ぜひお気軽に山陽印刷にご相談ください。お悩みをしっかりとヒアリングし、改善のご提案をさせていただきます。