広告は「どう」伝えるかより「誰に、何を」伝えるか
先日書籍で、広告は「どう表現するか」以前に「誰に・何を伝えるか」が重要、といったことを目にしました。共感できる内容だったので、今回はブログのテーマにさせていただきました。
広告が「面白い・格好良い」ことと、優れているかどうかは、必ずしも一致しません。
SNS上で面白い広告が話題になることは度々あります。
でも中には、デザインやコピーが話題になるだけで、「広告は格好良いけれど、お店の魅力は分からない」「面白いコピーは印象に残るけれど、何のお店かは印象に残らない」といった物もあります。
逆に、よくあるセールのチラシなど、決して「面白い」「格好良い」と話題になるようなもので無くても、ターゲットは反応して、集客に結び付く広告は多くあります。
もちろん「デザインやコピーは軽視しても良い」というわけではありません。目的に合ったデザインにしたり、魅力の伝わるコピーにしたりといった「表現」はとても大切です。
しかしあくまで「誰に・何を」があってのもの。例えば「品質が売りの商品の広告だから、品質の高さが伝わりやすいデザインにする」といったように、目的から導き出すものです。
「誰に・何を」がしっかりしていなければ、表現の面白さだけで挽回することはできません。
広告は根本の部分が何より重要なのだと、改めて考えさせられる内容でした。