デザインの依頼、何を伝えればいいの?
パンフレットや会社案内などのデザインを依頼する際、「何を伝えれば良いのだろう?」という方はいらっしゃいませんか?「デザインについて詳しくないから……」とご不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、デザインの依頼の仕方についてお話しします。
デザインの元となる情報
デザインは「綺麗に作る」ことが目的ではありません。
商業デザイナーが制作の際に考えること、それは「何をすればお客様の目的に適う事ができるか」。一例ですが、デザイナーは次のようなことを元にデザインを考えます。
- どんな人がターゲットなのか?
- ターゲットに何を伝えたいのか?
- ターゲットにどのように感じさせたいのか?
- 競合や同業の動向は?
- 他の制作物との連動性はどのようにするか
これら以外にも、あらゆる情報を掘り下げていきます。そしてお客様との対話から、どのようなアイディアやアイテム、手法が最適なのかを考えます。
デザインに関するイメージは無くてもかまいません
「デザイン」は、用途や目的から考える、いわば二次的な要素です。
もちろん、ご希望のテイストや色味・参考にしたい見本等がおありの場合は、お伝えいただけると助かります。しかしテイストなどのご要望が特にない場合や、「デザインについて良く分からない」という方でも、大丈夫です。イメージや絵柄は伝えられなくてもかまいません。
ご依頼の際は、お悩みや忌憚のない思いをお伝えください。お客様とさせていただく会話から、絵柄はもちろん、新しい情報伝達のしくみとしての「デザイン」がきっと生まれます。